診療内容

内科

風邪症状

風邪症状
くしゃみ、鼻水、咳などの風邪症状の診察を行います。風邪が悪化して、気管支炎や肺炎が疑われる場合はレントゲンや血液検査を行い、診断します。
症状によって抗生剤の点滴や補液を行う場合もあります。
インフルエンザの流行時期においては、風邪症状のある患者さんだけで無く、来院された患者さん方にもマスクの着用をお願いすることがあります、ご協力の程宜しくお願い致します。

インフルエンザ

インフルエンザ
冬場の急な発熱、高熱に対してはまずインフルエンザを疑い、別室にてお待ち頂く事により、患者さんの安静とクリニック内の感染防止に努めております。診断にはインフルエンザの検査キットを使用しますので迅速な診断が可能です。
学校や職場を休むのに診断書が必要な場合はご相談下さい。
また、インフルエンザワクチンの接種は随時受け付けております。

花粉

花粉
くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状の他に、眼の充血やかゆみ、肌荒れや湿疹まで起こしてしまう花粉症。その患者さんは年々増加していると言われています。特にスギ花粉症は冬の終わりから春にかけて毎年多くの患者さんを悩ませています。早めの治療で症状を遅らせたり軽くしたりする事ができます。
また、季節に関係なくダニやハウスダスが原因となるアレルギー症状や気管支喘息においてもご相談下さい。
原因不明のアレルギーについては、血液検査(MAST33)で診断します。

肺炎、気管支炎

肺炎、気管支炎
・肺炎
肺炎とは、主に細菌やウイルスが肺に感染して炎症を起こす病気です。がん、心臓病、脳卒中に続いて、日本人の死亡原因の第4位です。高齢者や慢性の病気を持っている方などは、とくに肺炎にかかりやすく治りにくい傾向があるので、予防や早めの治療が重要です。
・気管支炎
気管支炎とは、気管支に炎症の中心があって、咳や痰などの呼吸器症状を引きおこす病気の総称です。急性に起きる気管支炎の大半はウイルスやマイコプラズマなどによる感染症です。一方、慢性の気管支炎とは、数週間から数カ月の間咳や痰などの症状が続く場合をいいます。この場合の原因疾患には、百日咳、抗酸菌や緑膿菌などの感染症以外に、副鼻腔気管支症候群、びまん性汎細気管支炎、喫煙に伴う慢性気管支炎などの可能性が考えられます。この他にも、慢性の咳あるいは痰を主症状とする病気には、喘息、COPD、肺がん、間質性肺炎など様々な病気があります。

扁桃腺炎

扁桃腺炎
扁桃(扁桃腺)は、喉の手前の左右の少し盛り上がった場所を指します。
扁桃炎(急性扁桃炎)とは、その扁桃の周辺に存在する常在菌(多くの人に共通して存在する細菌)が活動を起こして、扁桃に炎症を起こす病気です。常在菌には、溶連菌、ブドウ球菌、肺炎球菌などがあります。常在菌の他にウイルスでも炎症を起こします。
主に小さい子どもに起こる病気ですが、大人でも起こりえる病気です。
症状は38度以上の発熱と、食事が通らないほどののどの痛みです。
感染初期はウイルス性の風邪と区別がつかない場合があります。扁桃腺炎は細菌感染が多く、抗生物質の投与が1週間程度必要です。

膀胱炎

膀胱炎は女性に多い病気で、尿道からほとんどの場合は大腸菌が入り込んで起こります。
特に女性は尿道が短く、菌が膀胱に入りやすいので膀胱炎を起こしやすく、繰り返す方も多いです。
トイレを我慢すると起こしやすいです。
膀胱炎の症状としては排尿痛、頻尿、排尿時の不快感、血尿などの症状があらわれます。
治療は1週間程度、抗生物質の投与を要します。

何科にかかればいいかわからない・・・そんなときは

なんとなく疲れやすい感じがする、頭が重い、イライラする、眠りが浅い…などなど、
検査をしても異常が見つからないのに体調が悪いことはありませんか?
じっくり一人一人の患者さんのお話に耳を傾け治療の手助けをさせて頂きます。
気兼ねなく世間話から始めましょう。治療の糸口が見つかるかもしれません。
専門外の病気が疑われれば、適切な専門医に紹介します。

消化器内科

逆流性食道炎

逆流性食道炎
近年症状に苦しむ患者さんが増えている逆流性食道炎。胃液や胃の内容物が逆流してくる事により胸焼けや胸やのどの痛み、ひどい時には眠れない事もあります。
食道炎の炎症は色で判断するので、胃のバリウム検査では診断がつかないことが多く、胃内視鏡で観察することが必要です。
胃酸を抑えるお薬で改善される場合があるので、お気軽にご相談ください。

胃炎

胃炎
ストレス社会と言われる現代。胃の痛みや不快感、食欲不振などの症状を起こす他、ひどい場合は胃や十二指腸に潰瘍を作り出血する事もあります。
最近ではヘリコバクター・ピロリ菌の関与が 強く言われています。ピロリ菌の除菌治療で改善することが多くあります。
当院ではピロリ菌のチェック、除菌治療も行っております。保険の適応がありま すので心配な方はご相談下さい。

慢性肝炎

慢性肝炎
当院の院長の最も得意とする分野で、多くの場合、肝炎ウイルスや長期に渡るアルコールの多飲により全身の疲れや、血液検査で肝機能の低下が見られます。
強力ミノファーゲンCという注射を定期的に接種する事により炎症を沈め、症状の進行 を遅らせることが可能です。週に3回~通院が必要になりますが大きな病院からご紹介頂ければ当院での 治療をお手伝いさせて頂きます。

過敏性腸症候群

過敏性腸症候群という病気をご存じですか?大腸に特に病気が無いにもかかわらず、胃に入った食事の刺激に腸が過敏に反応して、腹痛、下痢、便秘を来す疾患です。日本人の10人に1人が罹患していると言われている国民病です。とは言え、一般的にあまり知られておらず自分が罹患していることも知らない人が多くいらっしゃいます。朝、必ず下痢をしてしまう、腹痛のため通勤途中、必ずトイレに行くために電車を降りるなど、もう当たり前になってしまっているかもしれません。それは生活習慣の改善、薬の処方で軽減出来る可能性があります。是非ご相談下さい。

大腸ポリープ

大腸ポリープには、がんになりやすい腺腫(adenoma)とそうでない過形成性ポリープ(hyperplastic polyp)の2種類があります。
表面の見た目である程度、判断することが出来る。がんになりやすいポリープは脳のような模様が、がんになりにくいポリープは点状の模様がある。青い色素(ブリリアントブルー)をかけるとより良く判定出来る。
がんになりやすいポリープは切除することで、その場所からがんが出てくることは予防できるが、ポリープが出来やすい体質なので、大腸のほかの場所にポリープが出来てくる。1-3年に1度の大腸内視鏡検査を行い見つけ次第、切除することで大腸癌を予防できる。
50才を過ぎて大腸内視鏡検査を行って、大腸内に腺腫がなければ、大腸がんになりやすい体質ではないので数年間は大腸がんの心配はありません。もちろん1年に1度の便潜血検査は定期的に行って下さい。

便秘

便秘
私たちの生活で身近な悩みとなる便秘。
便秘は女性の場合、若い頃から、男性では仕事を辞めてから発症することが多い病気です。我慢されている方がとても多いです。
市販の下剤は短期に使うことが前提で、長期に使っているとだんだん効きが落ちてきます。病院には長く使っても効果が落ちない薬があります。
恥ずかしがらないで病院を受診して下さい。
当院では1人1人の患者さんに合わせたお薬の処方は勿論、生活指導も同時に行っています。
・大腸検査で便秘がなおる?
大腸内視鏡検査前の腸管洗浄剤を飲むことで、大腸のねじれなどで、大腸内に長く残っていた便が出ることで、便通が良くなる人は確かにいらっしゃいます。腸管洗浄剤を飲むことで、体質的な便秘がなおるわけではありません。腸管洗浄剤はあくまで、大腸内視鏡検査準備のために腸をきれいに洗い流す薬で、体質的な便秘の治療薬ではありません。
便秘の原因精査のために大腸内視鏡検査を行うことはできます。

胃潰瘍

胃潰瘍
胃潰瘍の自覚症状で最も多くみられるのは上腹部痛です。胃潰瘍では、食後30分から1時間たったあとの上腹部痛がよくみられます。十二指腸潰瘍では、空腹時痛がよくみられ、とくに夜間にしばしば起こります。30年前まで胃潰瘍は外科的に手術で治療するものでした。胃酸を抑える1981年発売のH2ブロッカー(H2-blocker)、2000年発売のプロトンポンプインヒビター(PPI)、2015年に発売されたカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)により、薬剤で治療できるようになりました。また、1983年にピロリ菌が胃内に生息していることが発見され、胃十二指腸潰瘍の発症にピロリ菌が関与していることが明らかにされました。ピロリ菌の除菌を行うことにより、潰瘍再発が予防されることが分かってきています。

便潜血

便潜血
2015年、大腸がんが、がん死亡第1位になり、毎年増加し続けています。
便潜血検査は、国が推奨している大腸がん検診です。40歳以上の人は年に1回、自治体の補助で受けることができます。
がんの検出頻度は、1回法で45%、2回法で70%。1年に1度検査を行うと3年で検出頻度は97%にもなります。ポリープは徐々に大きくなるので、この間に検査を行えば切除可能の状態で見つけることができます。
便潜血反応は夏より、冬が検出率は高く、冷所保存が重要です。
陽性と出た場合、もう一度、検査をしてくださいとか、私は痔があるのでと言って、検査を受けないかたがいらっしゃいますが、どちらも精密検査の対象です。
便潜血検査で陽性になった場合、精密検査の大腸内視鏡検査を保険適用で受けることができます。大腸内視鏡検査で大腸ポリープ、もしくは大腸がんが見つかり、内視鏡で取り切れれば、内視鏡的手術、取りきれなければ外科手術になります。

痔核

痔核
人にはなかなか相談できないおしりの悩み。しかし、悩んでいる患者さんは意外に多いものです。診察は完全個室でカーテンの設置も行っています。痛みや生活スタイル に合わせてお薬を処方する他、違う病気が疑われる時にはしっかりと検査を行います。
当クリニックでは、手術は出来ませんが、軽度の痔でしたら、内服薬やお尻につける軟膏、
座薬などのお薬を処方します。
外科的な治療を要する場合は、江東区内では藤崎病院(南砂)、あそか病院(住吉)へより専門的な治療を必要とする場合は新宿の社会保険中央病院(現 東京山手メディカルセンター)へ患者さんをご紹介します。